22週の壁ってなに?
自分が切迫流産になるまでは、
『22週の壁』という言葉があることを知らなかった。
22週の壁とは・・・
生まれた赤ちゃんが医療的サポートを受けられるかどうかの大ききな分かれ目の時だ。
21週6日→流産
22週0日〜36週6日→早産
日本では、妊娠22週以降でないと、
生まれた赤ちゃんを救命措置できないとされているのだ。
週数だけでなく、体重も生存できるかどうかの重要な目安になる。
予測できることかもしれないが、
早く生まれた赤ちゃんほど、
あとで重篤な障がいが出てくる可能性が高くなると言われている
私の体験
妊娠17週から不正出血が少しあり、19週3日から鮮血の出血が続いた。
最寄りの産婦人科に3度受診したが、原因がわからず、市の中央病院へ受診することになった。
そこで詳しく経腹エコー・経膣エコー・破水検査実施した。
産婦人科女医から言われたことは
『かなり厳しい状況です』と。
この時、妊娠20週6日。
21週6日までに””人工流産””するのか、
””妊娠継続””を希望するのか。
仮に22週の壁を越えたとしても無事に産まれるのかわからないし、
週数によっては生存率も低いし、
障害が残る可能性も高い状態ではある。
“流産” か ”妊娠継続するか”
この2択を迫られた。
このことを告げられて、現実を受け止められなかったし、
ネガティブな方向ばかり考えてしまっていた。
赤ちゃんがダメかもしれない悔しさいっぱいで大泣きした。
どちらの選択をしても合ってる間違ってるはないし、
どちらの選択も正しい。
親である私たち次第。
乗り越えたい気持ち
やっぱり
『お腹の赤ちゃんの生命力を信じたい!』
『どんな状況になっても受け止める!』
『今ある命を諦めたくない!』
この想いは私も主人も意見が一致していた。
早産・低出生体重児の方のBlogやSNSを見て、
各々いろんな困難があるけど、
「私も乗り越えたい」と思った。
一番は”健康”だけど、万が一何かあったとしても、
”個性”として思えるようになっていきたいと感じた。
ある意味、試されると感じた。
どんな状況も受け止めて乗り越えていく!
22週までに向かう過程で支えになった人たち
毎日毎日ドキドキして、自分を責めることが多く、
初めての長期入院で不安が大きかった。
しかもお腹の赤ちゃんの命に関わることだったので、
無事に生まれてこれるのか?
生まれてきたとしても生きていけるのか?
どんな障害が残るのか?
そもそも22週の壁を越えられるのか?
一人で抱え込みがちな私だけど、今回ばかりはいろんな方の支えがあった。
家族、親
上の子達の保育園の職員・保護者の方々
主人の職場の方々
自分の仕事関係の方々
出産予定だった助産院の助産師さん
妊娠前に体質改善のためにお世話になった方
SNSで出会った同じ切迫早産・早産・リトルベビーを持つママさん方
入院した病院のスタッフの方々
本当にいろんな方々の支えがあった。
ネガティブなことを考えてしまう時に
『自分の世界は自分で創る!私は最高!』
というおまなじないを教えてくださったり、
四つ葉のクローバー🍀を私と赤ちゃんのために届けてくださったり、
『不安な気持ちを避けずにしっかり受け入れて感じること。
自分が手にしたい未来を想像して再創作していくこと!』
とメッセージくださったり、
入院中でなかなか会えない子供たちの保育園での写真を送ってくださったり、
明るい未来が見えるメッセージをくださったりととても心強かった💪✨
不安が多かったけど、こんなにも支えられてるんだと思うと嬉しかった!!
人の優しさ・温かさを身にしみて感じた。
入院中は自分のことでいっぱいいっぱいだけど、落ち着いたら世の中のために還元していこうと思うことができた。
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